『ある少女にまつわる殺人の告白』(佐藤青南)【“「告白」形式には黙ってない人”におすすめ。】

“「告白」形式には黙ってない人”におすすめ。湊かなえとの違いを、あなたの目で確かめてください。

第9回『このミステリーがすごい!』大賞 優秀賞受賞

長崎県の児童相談所を巡る忌まわしい事件を中心に、10年前に起きた少女の死の真相を探るミステリー。元所長、小学校教師、小児科医、祖母など、複数の関係者へのインタビュー形式で語りが進行し、その交錯する証言から徐々に事件の全貌が浮かび上がります。淡々とした語り口にも関わらず、積み重なる証言の重力と、不穏な結末が胸を締めつける構成。『告白』形式を踏襲しつつ、より緻密な構成と社会性が組み込まれた秀作です。読者は最後まで誰が語り手か分からない驚きと底知れぬ哀しみを味わうことになります。

  • 書名:ある少女にまつわる殺人の告白
  • 著者:佐藤青南
  • 出版:社宝島社(宝島社文庫/『このミス』大賞シリーズ)
  • 発売日:単行本:2011年5月7日/文庫:2012年5月10日
  • ページ数:約319~351ページ(文庫)
  • ジャンル:国内ミステリー/社会派サスペンス
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